従来、低速機関は自己逆転方式、可変ピッチプロペラ(CPP)方式および当社製MN形舶用逆転機などを用いて正転・逆転の切換えを行い、主機関の回転速度をそのままプロペラに伝達していました。
本シリーズのマリンギアは、歯車機構により低速機関の回転速度を更に減速してプロペラに伝達し、油圧クラッチにより正転・逆転または嵌脱の切換えを行う省燃費でより効率的な推進方法です。
本シリーズには、標準形(MGN、MGR形)、オメガクラッチ式軸発装置を装備したもの(MGNPY、MGRPY形)などのほか、電子コントローラを装備し超微速航行を可能とした機種があり、主機関の容量やプロペラの種類などにより最適な機種を選定することができます。
特長
- 大口径プロペラと組み合わせて使用することにより推進効率が高まり、燃費を節減します。
- CPP方式、FPP方式のどちらにも適用可能です。
- 軸発装置をマリンギアと一体化した機種を採用することにより、省スペース化が図れます。