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Hitachi

補機駆動装置は、車両の補機類(ラジエータ用ファン・車両用コンプレッサ・発電機など)を駆動します。必要に応じて、歯車の組合せによる増速や減速の他、直交方向への出力も可能です。当社の持つ湿式多板クラッチや流体継手と組合わせる事で動力の切り離しも自由に行う事が出来ます。中でも、定速回転装置CSU(Constant Speed Unit)は、湿式多板油圧クラッチ式のスリッピングクラッチを内蔵しており、電子コントローラの採用により、機関回転速度の変動に応じてクラッチ板の押圧力が自動的に調整されます。これにより、走行中の機関回転速度変動や発電機の負荷変動に対し、常に発電機の回転速度(周波数)を一定に保持します。

特長

  • 簡素な構造のため軽量・コンパクトで故障が少ない。
  • スリッピングクラッチは、油膜を介してトルク伝達されるためクラッチプレートの摩耗が無く、全般検査までメンテナンスが不要です。
  • 機関の回転速度変動に応じて自動的に最適な増速比で運転されるため、伝達効率が向上します。
  • ご希望の組合せや車両に合わせた個別設計が可能です。

製作例

AG28H

  1. 被動機:ラジエータ用ファン
  2. 直交方向出力

AGC25H

  1. 被動機:ラジエータ用ファン
  2. 直交方向出力
  3. 湿式多板クラッチ付

12.2HUD

  1. 被動機:ラジエータ用ファン
  2. 直交方向出力
  3. 流体継手付

SG40M

  1. 被動機@:ファン
  2. 被動機A:コンプレッサ×2台
  3. 被動機B:発電機

SGC40M

  1. 被動機@:ファン
    ※湿式多板クラッチ付
  2. 被動機A:発電機
    ※湿式多板クラッチ付

SGAD60M (CSU)

  1. 被動機@:ファン
    ※直交方向出力
    ※湿式多板クラッチ付
  2. 被動機A:発電機
    ※スリッピングクラッチによる定速回転数制御機能付