信頼・安全をすべてに優先し、社会に貢献していく。
日立ニコトランスミッションは、2003年に発足した企業です。「顧客に信頼される会社として、技術、品質を通して誠の心で広く社会に貢献する。」を理念に、変速機やクラッチなど、動力伝達装置の供給やサービスを通して駆動システムの効率向上をはかり、環境価値、経済価値を高めてまいりました。当社の前身である新潟コンバーターの略称をブランド名とした「ニコ」は、高品質の証として多くのお客さまから信頼をいただいています。
私たちが主な事業分野と位置づけているのは船舶、鉄道、一般産業機械向けの動力伝達装置です。なかでも現在は環境配慮型の船舶や鉄道車両向けの各種変速機やトルクコンバータ、データセンタ向けガスタービン自家発電機用減速機などの製品やサービスの開発に注力していくことで、さらなる成長を見据えています。
当社は中期経営計画において、2027年度売上高200億円超達成の目標を掲げています。長年提携している米国 TWIN DISC 社との連携をこれまで以上に強化し、同社の船舶分野の営業・メンテナンスサービスのグローバルネットワークを活用して海外事業を拡大するほか、デジタル技術を使ったアフターセールスサービスでお客さまのビジネスを製品のライフサイクルで支えていくリカーリング事業の展開により、この目標を達成してまいります。
ますます不確定性が高まっている時代、既成概念にとらわれず、社会や市場、お客さまの変化に敏感に反応し、新しい製品やサービスを生み出していきます。私たちの強みである、お客さまの要求に柔軟に対応するカスタム設計力を磨きながら、さらなる発展を遂げるとともに、日立グループの一員として2030年のCN(カーボンニュートラル)実現に向けた環境投資も積極的に実施していきます。
安全性・信頼性をすべてに優先させ、社会に不可欠な製品を供給する企業として成長を続ける日立ニコトランスミッションの挑戦に、これからもどうぞご期待ください。
取締役社長 松井志郎