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INTERVIEW

社員紹介

船舶業界の変化にも
対応できる設計をめざす。

加茂事業所 設計部 設計第一課 設計士H. R.

2022年 入社 自然科学研究科

CAREER STEP

キャリアステップ

  • 2022.4

    入社。加茂事業所 設計部 設計一課へ配属。

  • 2022.4 ~

    マリンギアの小型形式を複数担当。

現在の仕事内容

小型マリンギアを
カスタムメードで設計。

船舶用の減速機であるマリンギアの設計を行っています。マリンギアには多くの形式があるのですが、私が担当しているのは小型の5種。「カツオの一本釣り」の漁船くらいの大きさの船に搭載されるというとイメージしやすいでしょうか。お客さまのご要望に合わせて部品を変更したり、新たにつける部品を考えたりと、カスタムメードで設計をします。
例えば、製品に異常が起きたら警報を鳴らす「スイッチ」は、海上保安庁の巡視船などには必ずつける部品です。また、エンジンを動かした状態で船は定点維持させる「自動定速装置(Xコントロール装置)」は、海上でエンジンを動かし発電しながら漁をするようなときに必要なものです。さまざまな部品があり、用途を覚えるまでは少し苦労しました。マリンギアは形が複雑なので、限られたスペースの中に収める部品同士の配置を工夫するのも、設計として頭を悩ませるところです。

仕事の魅力・やりがい

現場の視点を理解して
見やすい設計図を描く。

製品に求められる性能を満たし、強度にも問題ないよう検討を重ねることが設計の醍醐味です。そして検討結果を図面に起こし、目に見える形にしていく仕事は最も楽しい時間です。図面は、製造現場の担当者が理解しやすいように描き方を工夫します。「加工面の絵があると分かりやすい」など、現場からの具体的なフィードバックに対応することで、スキルが向上していくのを感じます。また、実際の製造に入る前に、自分が作成した図面を社内の他部署に説明する工程があります。自分の図面に問題がないと認められ、製造工程に進むときには達成感があります。そうして長い工程を経て製品が組み上がり、無事に出荷されるときには安心します。先日、松島を旅行した際に、当社の製品が使われている遊覧船に乗る機会がありました。自分たちの仕事が実際に社会で役立っていると実感できた、とてもうれしい出来事でした。

今後のチャレンジ

環境に配慮した新製品の
開発に携わりたい。

設計図どおりに作ってもうまく作動しないなど、何か問題が発生すると、製造現場から問い合わせが来ることがあります。今は、周りの人のサポートを受けながら対応をすることが多いですが、もっと経験を積んで理解を深め、自分で原因を探り当てて対処方法を伝えられるようになることを目標にしています。
また、昨今、船舶業界でもSDGsを意識したものづくりが始まっており、お客さまからは機能面だけでなく、環境への配慮が求められるようになっています。排ガス対策や、モーターで動く船が注目を集める中で、マリンギアも近い将来、新しい製品開発が必要となるでしょう。その時には、私もそのプロジェクトに携わりたいと思っています。

ONE DAY SCHEDIULE

ある1日のスケジュール

  • 08:15

    自宅を出発(徒歩15分)

  • 08:45

    始業

  • 08:45 ~ 12:00

    設計検討及び、資料作成
    営業・現場から問い合わせの対応

  • 12:00 ~ 12:45

    昼休憩

  • 12:45 ~ 17:30

    午後の業務開始

  • 17:30

    終業

  • 18:00

    帰宅

  • 19:00 ~ 23:00

    夕食をとる、テレビを見るなど

  • 23:30

    就寝

入社の決め手

入社の決め手として大きかったのは、出身地である新潟県内で働けるということ。さらに、工場と事務所が同じ敷地内にあり、自分が設計したものを実際に見られるというのも魅力でした。大学院では生産技術寄りの分野を研究していましたが、当社の面接では設計をすすめられ、もともと興味があったこともあり志望しました。

職場の魅力

設計部の仕事場は、静かで心地よいです。プロフェッショナルたちが集中して仕事をしているという雰囲気があります。分からないことは同僚に聞けば丁寧に教えてくれますし、1年目でもコミュニケーションは取りやすいと思います。頼りになる方がたくさんいるから、安心して仕事ができます。

MESSAGE

学生の皆さんへ

最初は分からないことばかりかと思いますが、工場の近くで実物を見ながら働ける当社の環境なら、設計を理解するスピードも早いと思います。また歴史のある会社なのでベテラン社員が多くいて、驚くほど深い知識を教えてもらうこともできます。ぜひ一緒に、達成感のあるものづくりをしましょう。