INTERVIEW
社員紹介
知識と経験を積み重ね
頼られる設計者になる。
大宮事業所 設計部 設計第二課 設計士S. Y.
2021年 入社 工学部 機械工学科

CAREER STEP
キャリアステップ
-
2021.4 ~ 2022.8
入社。大宮事業所 設計部 設計二課 へ配属。
-
2022.8 ~
量産機種の設計を担当。
-
2023.2 ~
弊社主管部品の購買力強化のプロジェクトに参加し、資料管理・検討を担当。
-
2024.4 ~
オーダーメード製品設計を担当。
現在の仕事内容
さまざまな仕様に合わせた
舶用減速機の設計。
舶用減速機を設計する部署に所属し、量産機種製品に携わっています。船の用途により仕様はさまざまで、お客さまの要望や課題、また船級ルールという規則を遵守しながら設計していきます。例えば、以前担当した漁船用製品の話をしますと、さんま漁は魚群の上に最初に止まった漁船が捕獲の優先権を得るという慣例があります。そのため、船は魚群までスピードを出して進み、目的地でぎゅっと止まる操作ができねばなりません。減速機に内蔵されたクラッチが高負荷に耐えられるよう、関係部署と検討を重ね、先輩社員からアドバイスをもらいながら設計を進めていきました。この仕事を通して、当社がこれまで築き上げてきた知識や技術、そして品質に対するお客さまからの信頼を実感することができました。

仕事の魅力・やりがい
自らの知識を組み込むものづくりには、設計者としての喜びがある。
昨年から、オーダーメード製品の設計も担当するようになりました。お客さまの要望を基に熟練技術者が設計した概略に沿って、ケーシングの形状や油の流れ、製品の外装部品など、具体的な製品の設計を行います。お客さまからいただく仕様書の不明点があれば営業を通じて確認し、どこにセンサーを置くべきか、部品を設置するべきかなど、乗務員の方々の作業性を考慮しながら設計を行います。詳細設計は、基本的にほぼ一人で担当します。責任が重く、幅広い知識が必要ですが、所属部署でレビューを受けながら進められるので、不安はありません。出来上がった製品を見て、「これは自分が作ったんだ」と確かな達成感を得られ、大きなやりがいになっています。_

今後のチャレンジ
先輩方の経験も吸収し
自らの判断力を高めていく。
問題や課題に対する解決方法を考えたり、業務を進めるための判断をしたりするのは、多くの経験が必要です。私はその点がまだ未熟で、自分ひとりでは判断に迷う場面があります。たとえば、お客さまからいただいた仕様書どおりに設計をするのか、船の用途や操船内容を踏まえ、強度に幅を持たせることを提案すべきなのか、その見極めは難しいものです。今は先輩社員から、過去の事例を踏まえて丁寧にその判断基準を教えてもらっています。それらの知見を一つひとつ自分の中に落とし込み、ゆくゆくは自分で判断して設計を進められるようになりたい、「日立ニコトランスミッションの製品は安心して使用できる」というお客さまの信頼を守りたいと思っています。いま自分が頼っている先輩技術者たちからも、仕事を任せられるように経験を積み、学んでいきます。

ONE DAY SCHEDIULE
ある1日のスケジュール
-
07:00
起床
-
08:00 ~ 08:30
通勤
-
08:40 ~ 08:45
ラジオ体操
-
08:45
午前業務(図面作図/客先殿提出図書作成など
-
12:00
昼食
-
12:45 ~ 17:30
午後業務(図面作成/製品の現場対応など)
-
17:30 ~ 17:45
休憩
-
17:45 ~ 20:00
残業(図面作成など)
-
20:00 ~ 24:00
帰宅/夕食/入浴など
-
00:00
就寝
入社の決め手
学生時代に学んでいた設計を仕事にしたいと考え、就職活動を行っていました。当社の製品はニッチな分野でシェアが高く、社会インフラに貢献できるところに魅力を感じました。また転勤が少なく地域に根付いた企業であること、社宅などの福利厚生が充実していることが入社の決め手となりました。
職場の魅力
自分が考えたものが形になる設計の仕事には、感動があると思います。当社は工場と事務所が近く、完成品はもちろん製品の組み立て、試運転などの制作過程を見ることができるのも魅力です。また、私は西日本の出身なので最初は少し不安でしたが、大宮の街にも、社内の人々にもすぐになじめました。
MESSAGE
学生の皆さんへ

設計担当者は図面を引くだけでなく、強度の計算、製品の部品リストや技術資料の作成、お客さまとのコミュニケーションなど多くの業務があり、できることの幅が広がります。「ものづくり」が好きな人なら、きっとやりがいを持って楽しく働けると思います。