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Hitachi

当社は、ディーゼルエンジン(12,600kW×500min-1)2機の入力をシングルヘリカルギヤで二段減速し、一つのプロペラを駆動する2機1軸形マリンギア「MMGR71043」をバルチラフィンランド社殿に納入しました。

今回納入したマリンギアは、全幅7010mm、入出力フランジ面間4000mm、総重量96トンの大型減速機で、入力軸には湿式多板油圧クラッチを内蔵しています。
当社では累計143,000台のマリンギア納入実績がありますが、今回のものはこれまでの最大であり、日本国内でもディーゼルエンジン駆動の舶用減速機としては最大級のものとなります。
本機は、三菱重工業株式会社長崎造船所殿で建造中の、新日本海フェリー株式会社殿向の最新鋭大型フェリーに搭載されます。本船は、本年7月に舞鶴〜小樽間に就航の予定で、ディーゼルエンジン2機で駆動される1軸プロペラと、プロペラボス内に推進モータを内蔵したポッド推進器とを、インライン対向に配列したユニークな推進システムを採用した高速フェリーです。
当社では、長年培ってきたマリンギアの技術を生かし、これからもお客様のニーズに合った大型舶用減速機を提供していきます。

左/MMGR71043形マリンギア 右/マリンギアの内部
左/MMGR71043形マリンギア 右/マリンギアの内部