
オメガクラッチは、クラッチプレートのスリップ量を制御することにより、被動機の回転速度を広範囲に変化させる無段変速装置です。
入力軸と出力軸との間に設けた湿式多板クラッチのプレートを相対的に滑らせることにより、任意の、かつ安定した回転を出力します。クラッチパックの出力軸側には、一種の遠心ガバナーであるオメガバルブが取り付けられていて、常に出力軸回転速度を検知し、出力軸の回転速度を指定した速度に保持します。
出力軸回転速度の変更は、このオメガバルブの設定油圧(コントロール油圧)を変えるだけでよいため、外部から電気信号や空気圧信号などで容易に設定でき、自動運転が容易です。
クラッチを滑らせることにより発生する熱は、潤滑油回路よりクラッチプレート間に油を送り、冷却します。この油は同時にスリップするプレート間に油膜を形成するため、クラッチプレートは摩耗しません。